男子寮物語 第2話「階段」

1階ホイストフロアから居住区へ、食料の段ボール箱を抱えて階段を登ってきたゴードン。
階段と言っても、護衛艦などでラッタルと呼ばれる、ほとんどハシゴのような急勾配のものだ。

あと数段で居住区というところで上からミンミンが降りてくる。
たたんだ洗濯物がいっぱいに入ったリュックを前掛けして、後ろ向きで下を振り返ると、

「はいはい、ゴードン道譲ってね」

「えー、もうちょっとなのに」

「これ誰の洗濯物だと思ってるの。この魚の模様のパンツ、あなたのでしょ!」

「あー」

「わたしがたたんであげたんだからね。どきなさい!」

「へーい」

ゴードンは、あと数段だったラッタルを、段ボール箱ごと下までずり落ちるように戻ることになった。

両手をあけて三点支持でラッタルをおりてきたミンミン。
ゴードンは両手がふさがっている。安全運用上怒られて当然である。

→次回、「滑り台」

【この話の舞台設定資料】
ゴードンが上がってきた階段はこれ

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