
「あれ、僕のベビースターラーメン知らない?」アランがギャレーの棚を開けて声を上げた。
「ああ、俺食べたよ」とゴードン。
「でも、ギャレーに入れてたから食べていい分だろ?」
「うん、みんなで食べようと思って入れといたんだけど、ゴードン食べすぎ。昨日1ダース入れといたのに、1個しか残ってない」
「へ? 俺2袋しか食べてないけど」
「じゃ、バージル?」
「いや、おれは‥」
その時、コクピットからミンミンの声が。
「もう、コクピットでお菓子食べないでって言ってるでしょ!」
掃除機をかけながらミンミンが顔を出した。
「床やシートにベビースターラーメンが散乱してるわよ。少なくともこぼしたら自分で掃除しなさい!」
「バージル、犯人はお前か」
「ゆうべ遅くまで点検してて腹減って‥。でも4つしか食ってないけど」
「ワタシは1つね」とミンミン。
「ミンミンも食べたのか」
「ワタシはこぼさないから」
ミンミンは掃除機を持ったまま、ポケットから空袋を取り出した。口を大きく開けて上を向き、袋を逆さにして振ってみせた。
「ほら」
得意そうに笑った。
「でも数が合わない。誰か嘘を言ってるな」
そこへ工具箱を持ったブレインズが現れた。
「こんなことで嘘を言うような人はいないと思いますよ。ちなみに私は2つです」
「何を騒いどるんだね」
「あっ、パパ」ジェフが現れた。
「僕が持ってきたベビースターラーメンが」
「ああ、これか」と、ジェフはポケットから開封したベビースターラーメンを取り出した。
「懐かしくてなあ。上に持って行って酒のつまみにしようかと」
ジェフのズボンのポケットから、もう1個ベビースターラーメンの袋がはみ出していた。
【関連資料】→2号居住区のギャレー


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