実在の輸送機との大きさ比較
ヒトの視覚は物体の大きさをどうやって認知しているかという話をしてきた。ここで2号と実在の輸送機を並べて大きさ比べをしてみようと思う。

2号とグスタフ・カール以外は実在の輸送機である。国産のC-2も登場願った。
小さい四角いのは米軍の主力戦車M1エイブラムス。C-5の横に2両描いてあるのは、実際に2両搭載可能ということだ。おなじくC-17はM1を1両。
こうしてみると、2号のコンテナの広大な面積が際立つ。全長こそC-5と大差ないが、形状が特異なため、グスタフカール1機なら寝かせて搭載可能なサイズだ。
これだけ幅があれば、M1でも3個小隊12両くらい運べそうだ。さすが2号、と思うのだが、話はそう簡単ではない。
図だけではわからない数字を並べてみる。
輸送機の積載量

サイズの比較は最初の図を見ていただくとして、最大積載量に注目してほしい。
そして搭載貨物として下の2つ。
M1はさすがに重量級で60tもある。C-5に積めるのが2両と、サイズ的にはもっといけそうな気がするが、重量的にそれ以上無理なのだ。
そして2号コンテナにはM1を3個小隊くらいと書いたが、実際はとんでもない。あの広いコンテナにM1は1両しか積めない。2号の最大積載量100tというのが、見かけのわりに少ないのだ。
それに比べると、グスタフ・カールは、かさばる割にはM1戦車と同じ重量。
だから2号でも1機は運べる。
しかし、2号のコンテナには救助用の重機が満載されていて、しかも巨大なメカが多い。

たとえば第1話で活躍するエレベーターカー。サイズや重量は公式資料には掲載されていないが、この画像から計算すると、幅は約6.9m。M1の倍近くある。コンテナにはこれが4台搭載されている。
いったい何tあるのか不明だが、最大積載量たった100tで、あんなに詰めるのだろうか?
実在の重機と比べてみる

コマツの一番大きいブルドーザーがこれ。M1戦車より幅は広いが、寸法的には2号コンテナには十分入る。しかしさすがに重い。112tもあっては2号で運べない。M1の倍近い重さだ。
最近何度も記事にしているグスタフ・カールだが、閃光のハサウェイの劇中にはあれを4機まとめて運ぶ輸送機も登場している。全装備グスタフ60t ×4で240t、さらにグスタフは専用キャリヤカーに寝ているので、いったい何tになるのか。

劇中で重たいメカを輸送する裏技
2号は思ったより積載量が少ない割には、巨大重機をガンガン運んでいる。
モビルスーツは、大きな図体の割には意外に軽く、戦車並みの重量で、それをいいことに4機まとめて運ぶ輸送機まで飛んでいる。
寸法を一生懸命考察していたが、重量問題が浮上してきた。
ところが、これを解決する設定が、公式設定本に載っていた。
トレーシー島付近では「カヘリウムX」という希少鉱石が採れる。これをもとに「カヘリウムという、超軽量で途方もない強度を誇る合金」を作っており、国際救助隊の様々なメカにはそれが使われている。2号の革新的なデザインも、カヘリウムによるものなのだ。
そしてモビルスーツには、月で作られるチタン系合金の軽量なガンダリウム合金。
RX-78-2は本体43.4t。10式戦車の44tとほぼ同じ。全装備グスタフ・カールがM1戦車と同じ60t。
重量級の戦車に比べると、どちらも重さのわりに大きい。
サンダーバードもガンダムも、メカをささえる軽量高強度の合金なくしては語れないのだ。
重量問題は、どちらの劇中でも超合金が解決してくれるが、寸法はごまかせない。
最後に、キルケ―の魔女でグスタフ・カール4機をまとめて運んでいる輸送機、ビッグキャリヤと2号との比較画像を載せておく。

お見事。もう笑うしかない。


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