TB2 #16 コクピット床裏に照明をつくる

機首内1階、ホイストデッキが形になったので艤装工事は階上に移る。

劇中プロップとアオシマ超特大2号の横顔比較

これは作り始めてずいぶんあとで気づいたのだが、アオシマの超特大2号は機首部分が短い。
そして窓が大きい。これもずれが生じる原因となっている。

実際に比較してみたのが次の画像。

 上:アオシマ超特大2号 下:TVシリーズ発進シーンより

コンテナ開口部の高さを揃えたら、機首長がこれだけ違う。

窓の高さも超特大2号の方がやや大きいが、この角度では分かりにくい。
どちらの画像も見やすくするためにChat GPTでメイクしてある。

機首内のスペースがこれだけあれば、以降の私の改修工事もかなり楽になっただろう。

アオシマ(原型イマイ)のプラモデルを批判しているわけではない。
私は何か月もこれに気づかなかった。模型の内部まで作りこんで初めて分かった。

つまり外から眺めているだけでは、私の中の「2号のイメージ」と違和感がなかったということだ。

さて、最初はコクピットだけを作るつもりだったので、全体の設計ができていない。
コクピットの高さや位置は窓を基準に決まるので、上と下から建造していく形になる。

ホイストデッキを作るときも、鉄骨の枠組みが天井、つまりコクピット床下に当たらないようにけっこう気を使った。

山の斜面に立った建て増しを繰り返す温泉旅館みたいなもので、中途半端に床がずれていたり隣の建物と妙に離れていたり。

そして1/200の人間が作業できるサイズを基準に建築していくので、寸法には制約がある。

最終的には2階フロアの居住区部分がコクピット床面と段差ができてしまった。
それもまた、超特大2号の機首が想像以上に短かった証拠なのである。

1階天井=コクピット床下のディテール

まず1階天井部分、コクピットの床裏にあたる部分に、3Dプリンターで作った肉抜きリブや細く切ったプラ板で、それらしく骨組みを作っていく。電線でケーブルもつけてみる。

本当は配管がうねうねとあるはずだが、私はどうも配管は詳しくないというか後回しになってしまう。

天井用の照明器具を作る

この床裏に1階ホイストデッキの照明器具を作る。実際に電飾を仕込む予定はない。
構造物を作るのに手いっぱいで、そこまで手が回らないのが本音。

照明は昔体育館によくあった水銀灯をモチーフにする。今どきはLEDだが、いかにも照明器具の形をしているものを作りたかったのだ。

直径4mm。これを3Dプリンターで量産し、レジンをぽってりつけて表面張力で盛り上がらせ、UVライトでなく太陽の光でゆっくり硬化させる。UVライトで至近距離で硬化させると、パーツが凝固熱で融けてしまう。

出来上がった照明をコクピット床裏に接着していく。

筋彫りで非常用脱出ハッチをつけておく。動線は複数確保が原則だ。
ドアが1か所だけなんて、ドア付近で何かあったら逃げられなくなる。

街で見かける参考資料

閑話休題。2号製作の話ではないが、街を歩いていて模型の参考になる風景に出会うことがある。
輸送艦「にほんばれ」のように取材目的で出かけることもあるが、たとえばこれは、駅のホームで電車を待っているときに、ふと見えた駅舎の一角。

階段と水タンク、複雑に張り巡らされた配管。ふだんなら気にもとめない風景だ。

しかし、模型を作る立場になると、階段や手すりの構造、配管の取り回しなど、すべてが参考資料になる。
頭の中が模型でいっぱいになっていると、いつもとはまったく違うところに目が行く。それがまた面白い。

さて次回はミサイル製作。救助メカの2号だが防衛用のミサイルを積んでいる。

このミサイルを作り始めたことで、私の2号内部の設計思想が大きく転換していくことになった。

→ミサイルの設計と作成

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