拡大した居住区に、3Dプリンターでインテリアを作って設置していく。
1/200で作った家具類は小さくて単独では見栄えしないので、1/40サイズで印刷したものを先に並べてお見せしておく。
作ったデータを拡大サイズでお見せします

サイズはロッカーが高さ5cm。実物は200cmとして作っている。
左から、二段ベッド、シャワーユニット、洗濯乾燥機、ロッカー、ギャレーユニット。
前述のトイレと合わせて、これなら機内で生活できそうな気がしてきませんか。
実際に模型の中に設置しているインテリアの写真も載せておく。

ロッカーが9mm、洗濯機は5mm。積層型のプリンターではこれが限界で、ノズルが動いて融かした樹脂を押し出していったあとがよく分かる。
サーフェーサーやパテ埋めはしていない。軽く塗装しているだけだ。
そのままでは墨入れ不可能
積層型3Dプリンターは御覧のように細かい隙間や筋ができるのが特徴。
なので、プラモデルのように墨入れができない。全体に盛大ににじんでいってしまい、筋はきっちり造形してあるのに墨入れにならない。大きな面ならペーパーやサーフェーサーで整えてやれば良いが、このサイズでそれに時間を取られるのも、手間のわりにぱっとしない。
最初はどれも白い樹脂(PLA)で印刷していたのだが、墨入れがダメとわかって、黒やグレーの樹脂で印刷するようにした。白く仕上げたいときは、でっぱりの部分だけ塗料を乗せていく。そして筋彫りが造形してある部分だけ未塗装で残す。
この作業は筆ではなく、化粧用スポンジで文字通り塗料を乗せていった。
いろんな素材でそれらしく

このサイズになると、3Dプリンタにこだわらず、作りたい形のためにやりやすい素材を選ぶ。
シャワーホースは電線をばらした銅線、ヘッドはその先につけたレジンで作った。
こんな適当な工作でも、そこに何かホースのような物があるとシャワーユニットに見える。
縮尺が自由なら妄想も自由自在
こうやっていろいろな物を3Dプリントしていると、将来1/12で居住区インテリアだけ再現してやったら楽しいだろうなという妄想がわいてくる。今はサンダーバード2号の中の小さなインテリアだが、1/12だと表現できる世界が違う。
それにそのサイズだと、既存のフィギュアや小物が使えるではないか。
もちろんそのサイズで印刷するには、データをディテールアップしてやらなければいけないが、ゼロから作るわけではない。ドアが半分開いたロッカーの中にいろんな小物を詰め込むだけで、物語が表現できる。
たとえばゴードンのロッカーなんて、アロハシャツと潮の香りがするアイテムをいくつか並べて…と想像するだけで楽しい。
妄想ばかりふくらませていると先に進めないのでこの辺にして、次回から各インテリアをもう少し詳しく解説していく。
そして何かひとつインテリアができると、自然と男子寮物語のエピソードもわいてくる。
こちらの方もお楽しみに。


コメント