TB2 #27 クルーレストのベッド

#25で居住区用の二段ベッドを作ったのだが、どうもしっくり納まらない。
いろいろ考えて、ロフトを作ってそこへベッドを移すことにした。
二段ベッドはギリギリの72cm幅で設計したが、今度は余裕のあるシングルサイズだ。

1/40で印刷したもの。長さ5cmは実物では200cmになる

参考はB787のパイロット用クルーレスト

クルーレストはパイロット用と客室乗務員用が、それぞれコクピット付近と機体後部に分かれて設置されている。パイロット用は2台、客室乗務員用は数台というパターンが多いようだ。

ちなみに飛行時間の短い国内線の機材には、クルーレストはない。その分客室などに充てられていたり、機体そのものの構造が違うのだ。客席で見ていてもわかるが、そもそも乗務員は寝るどころか座る暇もないくらい忙しい。

今回は787のパイロット用レストをモデルにして作った。

天井と空調ダクトのある部分が、機体天井の丸いアーチの形状を表している

3Dプリンター用のCADデータ

今回は一体プリントではなく、側面パネルと天井近くの空調構造物を別体にした。
こうやってプリントしてあとで接着してやる。天井に当たったときにパネルを切って調節しやすいのと、塗装しやすいからだ。

もうひとつの理由は、平面は平面でプリントするのが無理がない。そしてプリントするときにオーバーハングがあるとサポートのツリーがごちゃごちゃ付いて面倒だから。

横にリモコンのようなものがあるが、これは照明と空調噴出口パネルを作って、ここからコピー&移動した名残り。深い意味はない。1/200だとゴミにしか見えない。

マットレス直置き

例によって1/40スケールで解説する。

枕元に照明・空調・USBのパネル。細長いくぼみはバッグスペース。機内エンタテインメントのモニターは透明プラ板であとから貼り付ける。中央の仕切り板は仮のもの。

枕はデータを作図するときに傾斜をつけたので、等高線のような積層痕が出ている。
1/200だと1層差でしか表現されないので、ルーペで見ると大小の枕を重ねているように見える。

肉眼ではわからないだろうと言われればそれまで。ただ、陰影のつきかたなど、平面枕とはなんとなく違う。枕元のパネルも、1/200だとくぼみがあるのが分かる程度。しかしそのわずかな差が積み重なってリアル感につながる。

このスペースは高さが取れないのでマットレスはカーペットの上に直置き。クルーは座って過ごす。

あとディテールを加えるとしたら、寝具とシートベルト。1/200だとシートベルトもせいぜい鉛筆で薄く書く程度だろうか。

寝具はティッシュで、ぐちゃぐちゃになっているのがゴードンのベッドということにしておこう。

できあがったクルーベッドだが、単体だと見栄えしないので、2号居住区のロフトが完成してからそこに配置してお見せすることにする。

→次回、居住区ロフト

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