旅客機にはクルーレストという乗務員が休憩できる施設がある。時には十数時間を超えるフライトで、パイロットもCAも休憩を取らずに勤務するわけにはいかない。だから交代要員も搭乗している。

乗客の目につくことはないが、機内にはこのような施設があって仮眠をとることもできる。
2号の休憩設備の必要性
設定資料によると、サンダーバード2号にも2段ベッドが装備されている。
基地から一番遠い地球の反対側でも2.5時間で行ける2号なので、現地へ移動中に仮眠をとることは少ないだろう。もともと少人数で回しているので、交代要員もギリギリである。帰りは疲れて仮眠をとることもあるだろうが、主に考えられるのは現地での使用だ。
映像中では主に日帰りの活動が描かれているが、時には日をまたぐこともあるはずだ。
現地での救助組織に引き継ぐために、待ち時間が生じることもあるだろう。
そんなときのために二段ベッドを作ることにした。
機内の二段ベッド

参考にした二段ベッド。この画像は普通の寝室風だが、実機では客室フロアの天井か床下になるので、スペースの都合上カプセルホテルのようなつくりの機材もある。ちゃんとシートベルトが装備されている。
二段ベッドの3Dデータ作成

二段ベッドのデータを作る。旅客機のクルーレストは搭乗員が共用するが、2号の場合は基本的に個人に割り当てられるので、足元に30cm幅で私物入れのキャビネットを作った。限られた機内スペースで30cmを捻出するのは簡単ではないが、隊員の居住性向上のためだ。キャビネットの下はスリッパラック。
枕元には小物入れ、モニターを設置。空調・照明スイッチやUSBコンセントも設定しているが、小さくて印刷するとつぶれるのでデータ上では割愛。
1/40モデルで確認

データでは高さ寸法が小さすぎて顔面に圧迫感があるので、印刷の時に高さ方向だけ拡大した。
なのでモニターが昔の4:3になってしまった。
マットレスに塗装して、シーツは濡らしたティッシュ。
居住区に二段ベッドを置いてみる

出来上がった1/200の二段ベッドの底に両面テープを貼って、配置を検討する。
あちこち動かしてみるが、なかなかしっくりこない。このスペースにはまだテーブルも置かないといけないのだ。
上の写真の機体外壁にちらっと見えているが、パッセンジャードアとサービスドアも開口する予定なので、そちらとの干渉も避ける必要がある。
仕様変更

どうしたものかと、実機のクルーレストの画像を検索してみる。
この画像はコクピット上のパイロット用レストスペース。実機の写真を元にAIで作ったもの。
天井が低いこともあるが、二段ベッドではない。CA用よりも幅が広くおそらくセミダブル。
そうだ、これだ!
今作っている2号には、天井裏のスペースが空いてるじゃないか。無理に一つのフロアに押し込めることもない。
こうして急遽仕様変更。せっかく作った二段ベッドだが、コンテナ居住区にでも使うとして、本体居住区はセミダブルベッドに設計変更することにした。
天井裏と言わす、ロフトのイメージでいこう。
ということで、ずっと居住区の工作が続いていたが、ちょっと他にそれることにする。
頭の中では素敵なロフトが出来ていて、ゴードンとアランが笑いながら顔をのぞかせているので、楽しみにしていてください。


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